越後野志 読書メモ と、その他神社仏閣つれづれ

新潟県神社仏閣関連の読書メモです。

しばらく更新をお休みします

今まで、越後野志の記述の内容を確認するために、越後佐渡デジタルライブラリーから、寺院明細帳や神社明細帳などのスクショを転載していたのですが、最近、著作権を侵害していないかどうか気になりはじめました。金銭目的でこのブログを書いてはいませんが…

越後野志より文殊院 蒲原郡

文殊院弥彦荘巻にある修験道で山城醍醐三寶院の末寺。三寶院の宮は大峰に入らせる時、笈を背負って先達をし、大僧都 阿闍梨の法印で紫衣を着る。国中に末寺が400余りある。内導師を執行する修験37家。羽州に186家がある。メモ寺院明細帳に弥彦村と巻町で検索…

越後野志より寶蔵院 頸城郡

寶蔵院(宝蔵院) 昔の妙高村関山、関山神社の隣関山駅にあり、寺領百石東叡山附属本尊は阿弥陀仏長尺二寸、木曽義仲の護念仏だという。本堂は妙高山の頂にあり、鉋山、火打山ともに、寶蔵院の支配である。寺院明細帳スクショは残念ながら、発見できずスクショ…

越後野志より式外社 八幡神社(蒲原郡)

式外社 八幡神社(旧 会津若松の管轄地域の豊田村)現在は阿賀町(旧 鹿瀬町)豊田荘八幡村にあり、祭神は八幡大神で、長く歴史ある祠で、年歴は不詳。社地には杉の大樹が多く、現地の人が言うには、文治3年春、源義経が奥州に潜行している時、鎌倉の検議が強く…

越後野志より式外社 飯田神社(蒲原郡)

式外社 飯田神社下田郷飯田村五十嵐川の岸に祠廟があり、祭神は若一王子社地は杉の大樹が多く祠廟の後ろに大きな杉は、大きい石を包んでいる。現地の人が言うには、文治の年代に、五十嵐の領主 五十嵐小豊治が自分の力を試そうと礫(礫)を投げ入れたという話…

越後野志より式外社 箭立神社 蒲原郡

箭立神社 蒲原郡弥彦荘麓村の中の矢立村の前の蝦夷山の中に祠がある。現地の人がいうには、昔は蝦夷が来襲して一夜にして城を築き、それ故に山名とする。時に黒瀧城主は蝦夷を攻めて箭を発する。その箭の落ちたところに祠を建て、箭立明神と称する。祭神は年…

越後野志より式外社 三坂神社 魚沼郡(湯沢町の三国権現)

三坂神社 魚沼郡 (湯沢町)上田郷三国嶺の上にあり、ここは越後、信濃、上野三国の境界であるため、三国の一の宮である伊夜彦明神・諏訪明神・赤城明神の三つの祠を勧請して建てたのを、三坂明神と号する。神社明細帳のスクショもなぜか見つかりませんでした…

越後野志より式外社 泉田神社 魚沼郡

式外社 泉田神社会陽旧事記には、允恭天皇 元年(壬子)越後上田郷泉田に神が現れた神社明細帳のスクショを探しましたが、特定ができません。南魚沼市の東泉田二社、西泉田二社に神社があるようなのですが[私の感想メモ]越後野志の記載がアッサリしすぎて、残…

越後野志より式外社 宮地権現 古志郡

宮地権現宮地村にあり、祭神は不詳。里人が瘡権現という。痘瘡疥癬の類の病を祈ると、甚だしく、霊験があり、祈って疾病の謝礼に菽(豆)を炒って神前に捧げた。どんな例なのか理由は知らない。社地中に煎り大豆を積んで丘のように。[私の感想メモ]宮地という…

越後野志より式社 伊夜比古神社 その4

越後野志より式社 伊夜比古神社 その3からの続き舞楽15曲あり、楽器は太鼓、横笛、(とひょうし)、ビンササラを用い、いつから始まったのかを神職、社司もその年歴を知る者はいない。音律は辺鄙の声で野調であれども、舞はふつつかではなく、雅楽の趣がある。…

越後野志より式社 伊夜比古神社 その3

前記事 伊夜比古神社 その2からの続き 淡屋別命の子、手占代命(たうらしろのみこと)は尾張大氣命の娘の眞敷利姫を娶り、建稲種命を生む。この建稲種命は、膂力絶倫で氣長足媛(神功皇后)が三韓征伐の時に、軍を従わせ、敵の船を破り、大功を挙げた。玉代媛を…

越後野志より式社 伊夜比古神社(弥彦神社) 蒲原郡 その2

越後野志より式社 伊夜比古神社(弥彦神社) 蒲原郡 その2前記事 その1からの続き越後国蒲原郡弥彦山明神社領の件弥彦村 500石 山林竹林 先刺?先規の例は長く相違があってはならない、神事祭禮は無◻︎◻︎抜き出せず、国家安全◻︎祈る 延享四年卯八月十一日伊夜比…

越後野志より式社 伊夜比古神社[弥彦神社]その1 (名神大) 蒲原郡

越後野志より式社 伊夜比古神社(弥彦神社) 蒲原郡 その1祭神 天香山命日本記神代巻下では、天火明命の兒(子)、天香山命。尾張の連の遠い祖である。天火明命饒速日は、その子、天香山命またの名を高倉下命(たかくらじのみこと)、この12世孫の尾綱根命は應神天…

「越後野志」式社 奴奈川神社 旧西頸城郡

式社 奴奈川神社 糸魚川市祭神古事記上巻に八千矛神と高志国の奴奈川姫の歌がある。舊事記には、大己貴命が奴奈川姫と結婚するために行幸した時に、姫に歌を詠んだ。この本の四巻には、大己貴命が奴奈川姫を娶り、一男を授かる。その子が、信濃、諏訪の諏訪…