越後野志 読書メモ と、その他神社仏閣つれづれ

新潟県神社仏閣関連の読書メモです。

越後野志より式社 伊夜比古神社 その4

越後野志より式社 伊夜比古神社  その3からの続き


舞楽15曲あり、楽器は太鼓、横笛、(とひょうし)、ビンササラを用い、いつから始まったのかを神職、社司もその年歴を知る者はいない。音律は辺鄙の声で野調であれども、舞はふつつかではなく、雅楽の趣がある。

舞い手は、今風のものを交えず、いにしえから学んで伝わったものを律儀に守っているため、古く雅である。


・焼天乳聲       金鼓一人、鼓一人、捧幣 神主一人

・地久楽           一人面、烏帽子、装束、鈴を持ち、戟(ほこ)舞  小人四人、天冠紫装束、鉢を持つ

・弓舞 小人四人、金銀烏帽子、大口、大刀を帯び弓矢を持つ

・陵王 大人一人、面に赤クマ、金襴のハッピ、大口に太刀を帯び団扇を持つ

・阿磨 大人一人、面、綿子小袖

・憐河 大人四人、風車の天冠、萌黄装束、花を持つ

・神面  大人一人、面、烏帽子、扇を持つ

・二の舞 大人一人、面、烏帽子、装束、平巻の盾を持つ

・小奈曽利 小人一人、烏帽子、千早大口、蛭巻の楯を持つ

・大奈曽利 大人二人、面、烏帽子、千早楯を持つ

・耳珠 小人四人、桂帯差櫛、黄色の装束扇を持つ

・抜頭 小人一人、天冠千早、藻を下げ、扇を持つ

太平楽 小人四人、金銀の烏帽子、大口太刀を帯


  以上  十五曲


鳥居  伊夜日子大明神額    御手洗川

振衣所   神橋 玉橋

隨臣社   舞臺

作事所    神輿屋

拝殿 五間に十五間


末社

草薙神   今宮八所神社

十二所神社     勝大明神

乙王子社       五所大明神 のちの造立で昔からの末社ではない

武呉大明神 西に神供所あり

中殿の西に椎の大樹があり、千歳を経た神物である。箭立山の中に、草薙明神の陵があり、その北方のふもとの林間に箭立明神の祠廟がある。



[私の感想メモ]

弥彦神社の項目、読み疲れました。

さすが一の宮です。